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投資の一つであるFXですが、FXで儲けた利益にかかる税金はどうなっているのかご存知ですか?当サイトでは他にも株主優待や投資信託についてもわかりやすくご紹介していきます。

外国株の運用で配当が出たら使える外国税額控除

アメリカやカナダ、イギリス、中国などの外国でビジネスを行う場合には、それぞれの国の法令による計算方法で算出された所得税を支払います。
所得税の計算方法はアメリカやカナダ、イギリス、中国など各国で違いがありますが、日本国内で二重に課税されないようにするための仕組みが外国税額控除制度です。
外国税額控除制度が適用される場合には所定の金額が所得額から差し引かれます。
この制度は日本国内に居住地を置き、外国の所得税を納入した人を対象としています。

日本では居住地国課税制度が採用されているので、居住地がある国の税制に従って課税されます。
所得が発生した場所が国内であるか国外であるかを問わず、同様に所得とみなされることになります。
日本に居住地を置く者が源泉地課税制度を採用している国で所得税を納めると、二重課税の可能性が存在します。
二重課税状態を是正するために外国税額控除制度があります。

現在ではアメリカや中国などの外国株を誰でも簡単に購入できるようになりました。
証券会社を通して外国株の取引を行う場合に源泉徴収ありを選択すると、所得税分が天引きされ納税することになります。
外国株の取引を行う場合にも自動的に納税が行われるため二重課税される可能性が存在します。
この二重課税状態は外国税額控除制度を利用することで解消できます。
外国株の取引を行い配当があった場合など、二重課税を防ぐため外国税額控除制度を利用するには確定申告の手続きが必要です。

アメリカ企業の株式の配当金には、アメリカ国内で10%の源泉徴収が行われています。
日本でも証券会社で源泉徴収の手続きを行うと20.315%もの所得税が課税されることになります。
二重に課税された所得税を調整するために外国税額控除の申請を行います。
外国税額控除制度が適用されるのは株式の配当金だけではありません。
日本国内の居住者が海外で不動産所得や様々な取引によって取得した利益にも利用することができます。

外国税額控除の手続方法と計算方法、注意点について

外国税額控除手続きの対象となる外国証券には様々なものがあります。
代表的なものとしては外国の株式や公社債などを挙げることができます。それ以外にも外国と日本で二重課税されるものには適用されます。
一方、外国証券の売却益は非課税として扱われる国の方が多数派です。
基本的に配当金や利子が外国税額控除制度の対象とされます。外国の公社債の場合には所得税の徴収方法に違いが存在します。
みなし外国税額控除制度が適用されるものだけが外国税額控除制度の対象となります。

みなし外国税額控除制度が適用されない外国の公社債は外国税額控除制度の対象外です。
二重課税となった場合にはアメリカやカナダなど外国の税務当局に還付請求します。
みなし外国税額控除制度とは開発途上国の経済発展を支援することを目的とした制度です。
日本と租税条約を締結した開発途上国で所得税が減免された場合、納付したものとみなして外国税額控除制度を利用できます。
現在ではブラジルやフィリピン、中国、タイなどとも租税条約が締結されています。

外国税額控除の計算方法としては、日本の所得税額から外国における所得税相当額を控除します。
一方外国税額控除には限度額があるため、全額が還付されるわけではありません。
外国税額控除の限度額はその年の所得総額に占める国外所得の割合を日本国内の所得税額に乗じて計算します。
所得税額から控除しきれない場合には住民税額から控除します。
住民税額から控除する場合には都道府県民税、市区町村民税の順で控除することになります。

外国税額控除を行うためには確定申告の手続きが必要です。
確定申告をする際には確定申告書の他に外国税額控除に関する明細書や外国所得税の課税証明書などを添付します。
また国内株と外国株の配当金は確定申告で申告分離課税を選択すれば損益通算が可能です。
源泉徴収を行う証券会社でも一定の場合には確定申告が求められるので注意が必要となります。

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